11.1 工場、資源、生産ポイント

(省略)

11.1.1 工場ポイント倍率

(中略)
各国家の工場ポイントの倍率は以下のように推移します。ただし占領した領域の工場ポイントは常に1倍です。

ドイツ
4倍1944年以降
3倍独ソ戦開始以降
2倍1939年以降
日本
3倍1940年以降
2倍1939年
ソビエト連邦
4倍1944年以降
3倍戦備レベル3番目のしきい値
2倍戦備レベル1番目のしきい値
1倍1939年~1943年(しきい値前)
中国*1
1倍1939年以降
アメリカ合衆国
5倍1944年以降
3倍戦備レベル3番目のしきい値
2倍戦備レベル1番目のしきい値
1倍1940年~1943年(しきい値前)
0倍1939年
イギリスとカナダ
3倍1940年以降
2倍1939年
フランス
3倍1943年以降
2倍1941~1942年
1倍1940年
0倍1939年
その他の連合国
1倍イギリス連邦、ポーランド
中立国
2倍イタリア
1倍ハンガリー、ルーマニア、スペイン、トルコ、ヴィシー

(中略)

11.1.2 民生用消費財

西側連合国は民生用に資源が消費されます。西側連合の生産フェイズ開始時に自由貿易後に消費されます。消費される資源の量は戦争経済へと移行する合衆国の工場倍率に依存し、物流のためにシーレーンが確保されている必要があります。

合衆国の工場倍率資源消費量
0倍毎ターン75
1倍毎ターン50
2倍毎ターン25
3倍以上毎ターン0

(編注:なんかこれより少し量が多いような。少なくとも2倍のとき35くらい盗られてた気が)

11.1.3 (省略)

11.1.4 (省略)

11.1.5 (省略)

11.2 生産画面

(省略)

11.3 生産概要画面

11.3.1 資源流通

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左側の数字がリンクでつながっている自領域内におけるこのターンの資源産出量です。右側の数字が"寄り"や"支持"の国のこのターンの資源産出量です。

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自領域内のリンクがつながっていない領域のこのターンの資源産出量です。マウスのカーソルを置くと、その領域が表示されます。

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左側の数字がリンクでつながっている自領域内における資源備蓄量です。右側の数字が"寄り"や"支持"の国の資源備蓄量です。

#ref(): File not found: "unlinkpool.jpg" at page "11.0 PRODUCTION PHASE"

自領域内のリンクがつながっていない領域の資源備蓄量です。

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このターンの均衡中立国から自由貿易で受けとる資源量です。

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独ソ間、あるいは日米間の戦争勃発前に送られる資源援助です。あげる側の方はマイナスで表示されます。

#ref(): File not found: "capresource.jpg" at page "11.0 PRODUCTION PHASE"

このゲームにおける領域の占領で奪った資源です。

(以下省略)

11.4 ダメージユニットと生産

ダメージを受けて工場に運ばれたユニットは、生産に必要なターンのうち半分の状態で生産スパイラルに入ります。

例外として軽艦隊・重艦隊・空母艦隊は1~「生産に必要なターンの半分」の間でランダムに修理に必要なターンが決まります(つまり重艦隊であれば1~5ターンです)。

いずれの場合においても生産に必要なターンが奇数であったとき、切り捨てか切り上げかが50%の確率で決まります。

ダメージを受けたユニットが生じた場合、1ポイントの人口が備蓄人口に戻ります(半数が死傷したと想定します)。

(以下省略)

11.5 資源と人口の備蓄

産出された資源と人口はそれぞれの領域に備蓄されます。占領されると資源備蓄は0~産出量の半分にまでランダムに減少します。この資源は占領した陣営が使用できます。人口は占領されると半減し(端数切り捨て)、残った人口は隣接する他の友軍領域に移動します。人口は自国の固有の領域でのみ産出されます。

繰り越せる資源量は各領域の産出量と同数までです(ただし資源1しか産出しない領域は2まで繰り越せます)。資源をまったく産出しない領域でも工場が存在する場合は1つの資源を繰り越せます。

人口は各領域の人口と同数まで繰り越せます。

各領域の資源と人口はマップ上のポップアップで確認できます。

11.6 研究

(中略)
研究にかかるコストは安くありません。各ユニットの能力値を1向上させるのに5研究ポイントが必要な上、生産中も含めて所有する5ユニットごとに1ポイント上乗せされます(端数切り上げ)。つまり13ユニット存在すれば、5+3(13÷5)で8ポイント必要になるわけです。

上記の割り算のとき端数があれば、投資した累積研究ポイントが必要なポイントより1少なくても能力値向上の可能性があります。つまり上記の例だと必要なポイントは8ではなく厳密には7.6ですね。その時は60%の確率で必要な研究ポイントが8になり、40%の確率で必要な研究ポイントは7になります。もし後者だった場合に8ポイント投資したときは7ポイントだけ消費し、あまった1ポイントは次の能力値向上のために繰り越されます。

(中略)

ユニットの各能力値にはワールドスタンダード値(以下WS)が設定されており、これはユニットデータ画面(F4キー)において、最下部の天秤のマークの欄で確認できます。これを越えると能力向上に必要な研究ポイントが増加します(あなたの陣営がその分野の世界技術をリードしているからです)。

WS値を1越えると、WSを2越えるために必要な研究ポイントが2倍になります。WS+2の時にWS+3にしようとする時には3倍かかります。WS+4以降も同様です。

毎ターン各能力値に投資できる研究ポイントの限界量は、それまでその研究にどれだけ投資しているかと、WSを越えているかどうかの二つの要素に依存します。

現在の能力値がWS以下
それまで投資した研究ポイント012以上
このターン投資できる限界値123
現在の能力値がWS+1
それまで投資した研究ポイント012以上
このターン投資できる限界値246
現在の能力値がWS+n(n≧2)
それまで投資した研究ポイント012以上
このターン投資できる限界値n+1n+1n+1

例外として、戦略爆撃機の対地攻撃値と回避値はWS+2以上の場合、以下のようになります:

現在の能力値がWS+n(n≧2)
それまで投資した研究ポイント012以上
このターン投資できる限界値n+12*(n+1)3*(n+1)

大戦初期は研究狂になることはできません。1941年以前では毎ターン各能力値に1ポイントずつしか投資できません。 さらに1941年の間は2ポイントが限度です。これらの制限は、ドイツか日本がソ連か合衆国と開戦すると解除されます。

(中略)
シフトキーを押しながら投資画面の+ボタンを押すと、最大値まで投資します。シフトキーを押しながら-ボタンを押すとそのターン投資したすべてのポイントを引き上げます。

研究ポイントは向上するのに必要なポイントより1つ多くまでしか投資できません。したがって向上に6ポイント必要なときに前ターンまでに5ポイント投資済であれば、そのターンはトータルで7ポイントとなる2ポイントまでしか投資できないことになります。

11.6.1 ランダム技術イベント

各ターン開始時にランダム技術イベントが1つ発生する可能性があります。研究画面から左側面のボタンを押すことでランダム技術イベント一覧を確認することができます。発生済のイベントは灰色になっています。各イベントはゲーム内で1回ずつしか発生しません。1939年より後のシナリオではいくつかのイベントがすでに発生済になっています。

各イベントは上から順番に表記されている確率で判定が行われますが、表示されている年代になるまでイベント発生判定は行われません。

イベントが発生すると、対象となる能力値の投資された研究ポイントに1+Die(4)、つまり2~5ポイント加算されます。ただしジェットエンジン、LCVP、LSTイベントに関しては6+Die(4)、つまり7~10ポイント加算されます

ドイツがジェットエンジンの分野で技術躍進
発生年代1943年
発生確率25%
対象能力戦闘機・戦術爆撃機の回避能力値
連合軍が近接信管高射砲の分野で技術躍進
発生年代1943年
発生確率25%
対象能力空母・重艦隊・軽艦隊・高射砲隊の対空攻撃能力値
ソ連がロケット砲の分野で技術躍進
発生年代1941年
発生確率15%
対象能力砲兵隊の対地攻撃能力値
ドイツ軍が歩兵対戦車ロケット砲の分野で技術躍進
発生年代1942年
発生確率20%
対象能力歩兵の対地攻撃能力値
ドイツ軍が潜水艦換気装置の分野で技術躍進
発生年代1943年
発生確率20%
対象能力潜水艦の回避能力値
連合軍が対潜水艦魚雷の分野で技術躍進
発生年代1943年
発生確率25%
対象能力空母艦載機・戦略爆撃機・戦術爆撃機の魚雷攻撃能力値*2
連合軍が上陸用舟艇(LCVP)の分野で技術躍進
発生年代1942年
発生確率75%
対象能力輸送船団の揚陸容量値
連合軍が水陸両用上陸舟艇(LST)の分野で技術躍進
発生年代1942年
発生確率75%
対象能力輸送船団の揚陸容量値

11.6.2 空挺研究ボーナス

空挺ユニットの能力値のうち、歩兵より低いものは自動的に同数値まで底上げされます。歩兵の能力が向上すればそれに追随します。
その際に空挺ユニットのその能力値にすでに投資された研究ポイントは0に戻ります。ただし歩兵と同等以上の能力に対しては適用されません。

11.6.3 大戦初期の研究制限

1941年以前では毎ターン各能力値に1ポイントずつしか研究ポイントを投資できません。 さらに1941年の間は2ポイントが限度です。これらの制限はドイツか日本がソ連か合衆国と開戦すると解除されます。

11.7 自由貿易と列強からの援助

均衡中立国は産出する資源を鉄道や船団でリンクしている列強に分配します(これを自由貿易と呼称します)。それぞれの列強に備蓄資源の半分(端数切り下げ)を送ります(よって1資源しか残っていない均衡中立国はどこにも送りません)。この自由貿易は各ターン、列強の順番ごとに配給されます。したがってドイツは毎ターンの最初に中立国からの資源を分配されます。

均衡中立国は冬と夏のターン開始時にしか資源を産出しません。

1939年夏~1941年秋ターンまでの間、独ソ戦が起こらない限りソ連は3ポイントの資源をドイツに毎ターン送ります。

1939年夏~1941年春ターンまでの間、西側連合国は5ポイントの資源を毎ターン日本に送ります。それには以下の条件が満たされている必要があります:

11.7.1 自動資源移動(自由貿易を含む)

上記のような資源の配給や援助を受けとるためには、相手国の資源産出地から自国の工場までが自勢力や中立国の領土の鉄道でつながっているか、輸送船団でリンクしていなければなりません。

11.8 民兵の特別動員

ドイツから攻撃を受けた最初のソ連ターンの生産フェイズ終了時にソ連固有の領内の人口1あたり2ユニットの民兵が動員されます。この動員はゲーム中1回しか起こりません。

中国固有の領域が地上ユニットに攻撃されると、その戦闘前にその領域の人口の2倍の民兵ユニットが動員されます。この動員は領域を攻撃されるたびに起こります。

ドイツ・日本・カナダ・合衆国において(占領したものでない)固有の領域が地上ユニットに攻撃されると、その戦闘前に人口と同数の民兵ユニットが動員されます。この動員は領域を攻撃されるたびに起こります。


*1 沿岸以外の中国領が枢軸軍によって占領されるまで、中国の工場は3ターンごとにのみ生産します。ひとたび非沿岸領域が占領されると、毎ターン生産します。
*2 マニュアルにも「MARK 24 FIDO TORPEDO」と書いてあり、ゲーム中でも魚雷攻撃ではなく対潜攻撃能力が向上するので、誤植と思われます。

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