Gary Grigsby's World at War?

10.2 アメリカ合衆国とソビエト連邦の戦備レベル

10.2.1 合衆国の戦備レベル

(中略)

合衆国の戦備レベルの上昇

次のような特別な行動により、合衆国の戦備レベルは上昇していきます。

最後の二つについてはどちらか片方しか起こりません。合衆国が枢軸国のどちらかと戦闘に入った場合は、両方と戦争状態になります。

合衆国の戦備レベルの下降

次のような特別な行動により、合衆国の戦備レベルは下降していきます。

合衆国の戦備レベルの影響

合衆国の戦備レベルが28に達すると、同国の工場レベルが2倍になります。レベル37に到達すると、すべての政治的凍結が解除されます。そして合衆国およびすべての西側連合国が枢軸国と戦争状態になります。

戦備レベルが52に達すると工場レベルが3倍になります。

1944年冬になると、戦備レベルに関わらずすべての政治的凍結が解除され合衆国の工場レベルが5倍になります。加えて合衆国およびすべての西側連合国が枢軸国と戦争状態になります。

10.2.2 ソビエトの戦備レベル

(中略)

ソビエト連邦の戦備レベルの上昇

次のような特別な行動により、ソ連の戦備レベルは上昇していきます。

ソビエトの戦備レベルの影響

ソ連の戦備レベルが10に到達すると、工業レベルは2倍になります。ソ連の戦備レベルが34に達すると、ソビエトの政治的凍結が解除されドイツに宣戦布告します。戦備レベルが43になると、工場レベルが3倍になります。

1944年冬ターンになるとソ連は戦備レベルに関わらず西部と中部の政治的凍結が解除されドイツに宣戦し、工場レベルは4倍になります。

10.2.3 戦備レベルと戦場の霧

戦場の霧オプションがオンになっている場合枢軸国からは、ランダムな上昇値を加味した戦備レベルの累積の最小値と最大値の範囲がわかるのみで正確な現在の戦備レベルはわかりません。

10.3 宣戦布告

(省略)

10.4 中立国

10.4.1 中立国の外交姿勢

中立国には以下の5つの外交姿勢と0~10の変動率を持っています。

  1. 枢軸支持
  2. 枢軸寄り
  3. 均衡
  4. 連合寄り
  5. 連合支持

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矢印は5つのうちどの外交姿勢かを表しています。
またマップ上のポップアップでその国の外交姿勢と変動率(カッコ内の数字)を確認することができます。

10.4.2 中立国の外交姿勢の変化

各勢力がこの後説明するような特定の行動をとると中立国との外交関係が変化する可能性があります。そのような行動を起こすと(ライバルの隣国を攻撃するなど)、0~99のランダム値が発生しそれが中立国の変動率の2乗より低かった場合、その国の外交姿勢が変化します。

例えばある均衡の中立国で変動率が5だったとして、ドイツが他の均衡中立国を攻撃したとしましょう。その時その国は25%の確率で連合寄りになる可能性があります。これは5の2乗が25だからです。 そして0~99のランダムの値が振られ、その目が0~24であった場合その国の外交姿勢は変化します(つまり変動率5の中立国は何かあったとき常に25%の確率で外交姿勢が変化するわけです。)

唯一の例外として、貿易協定の判定に関しては0~9のランダムの値が振られ、その目が相手国の変動率以下であった場合に成功します。

貿易協定

貿易協定は均衡の中立国に対してのみ行えます。プレイヤーは補給ポイントを5支払って相手国を自勢力寄りに外交姿勢を変化させることを試みることができます。どの列強も貿易協定は1ターンに1回しか行えません。試みるには両国の工場間が鉄道か輸送船団でリンクしいる必要があります。(中略) 実行するには国家間状況画面(F11キー)において均衡中立国を示す黄色いボタンを押すことで行います。成否の結果はただちに表示されます。

敵性隣国への攻撃

敵勢力側に"支持"や"寄り"の外交姿勢をとっている中立国を攻撃すると、それに隣接した自勢力側に"支持"や"寄り"の中立国の外交姿勢が変化する可能性があります。隣接した敵国の領域を攻撃したり占領したりしても同様のことが起こります。

"寄り"の中立国は"支持"に変化します。"支持"の中立国はその勢力の側について参戦します。(中略) 実際に参戦の認可を求められるのはその列強の次ターン開始時になります。
(編注:このルールがあるため、ユーゴスラビアを攻めるのはクーデターが起きて連合寄りになるまで待った方が、ハンガリー・ルーマニア・ブルガリアが参戦する可能性が高くなります)

(以下略)

友好中立国への攻撃

友好中立国へ攻撃するのは、その強い影響を考えると賢い選択ではありません。とはいえまれにそうした方が有利という状況もあるでしょう(例えばドイツがソ連へのルートを追加するためにトルコを攻撃するなど、他国を攻撃する機会を得るために)。

自勢力"寄り"や"支持"の中立国を攻撃すると、他の"寄り"や"支持"や"均衡"の中立国に動揺を与えます。"寄り"は均衡に、"支持"は"寄り"に、"均衡"は敵陣営側寄りに変化する可能性があります。

その他の中立国への攻撃

敵陣営寄りや支持、そして均衡の中立国を攻撃すると、以下の可能性があります。

戦争中の合衆国への連合支持国家の参戦

合衆国がドイツか日本と交戦状態に入ると、連合支持中立国のうち、もっとも変動率が高い国が連合国陣営に参戦する可能性があります。この判定はターンごとになされます。

中立国の参戦

タイ以外のすべての国家は連合国に攻撃されるとドイツについて参戦します。タイは日本につきます。ハンガリー・ルーマニア・ブルガリア以外のあらゆる国家は枢軸国に攻撃されると西側連合国につきます。ハンガリー・ルーマニア・ブルガリアはソ連につきます。

タイ

ヴィシーフランスが成立すると、タイは枢軸寄りになります。日本がまだ政治的凍結状態の西側連合に攻撃すると、タイがまだ中立国で連合寄りでも支持でもない場合、その戦闘後に日本に参戦を打診してきます。

イタリア

ヴィシーフランス成立時にイタリアが枢軸支持であれば、33%の確率でドイツについて参戦します。
(編注:このとき参戦しなくとも、ランダム政治イベントでの参戦の可能性があります)

10.4.3 中立国との貿易

(内容が10.4.1?とほとんど変わらないので割愛)

10.5 独ソ間の分割協定

独ソ間の分割協定は、ドイツが東部ポーランドやバルト3国を攻撃しないのであれば、ドイツの西部ポーランド占領を認めるというものです。

ドイツが西部ポーランドを占領すると次のソ連ターンの開始時に次の効果が起こります。

10.6 イタリアの中立侵犯

連合国陣営がイタリアがまだ中立の間に攻撃すると、次のことが発生します。

10.7 ランダム政治イベント

シナリオの開始ターンをのぞき各ターンの始めにランダム政治イベントが一つ発生する可能性があります。国家間状況画面に各ランダム政治イベントその発生率が表示されています。まだ発生していないものは灰色文字になっています(編注:発生済の誤植と思われます。また発生条件が満たされているものは赤文字で表示されます)。どのイベントも1ゲームに1回しか発生しません。1939年より後のシナリオではいくつかのイベントはすでに発生済となった状態になっています。

イベント発生の判定はリストの上から順番に行われます。つまり「イタリア参戦」のイベントが最初に判定されます。リストに表示されている確率でイベントが発生します。

イタリアが西側連合国に宣戦布告します(75%)

次のすべての条件が満たされると、次のドイツターン開始時にイタリアはドイツ陣営に参加します。

ソ連軍がフィンランド国境領域を攻撃します(75%)

このイベントが起きると、フィンランドは枢軸支持になり4つの民兵ユニットが出現します。このイベントの発生条件は以下の通りです。

ソ連軍がルーマニア国境領域を攻撃します(75%)

このイベントが起きると、ルーマニアは枢軸支持になり4つの民兵ユニットが出現します。加えてブルガリアとハンガリーはそれぞれ一つずつ枢軸側に外交姿勢が変化します(均衡か枢軸寄りであれば)。これが発生する条件は以下の通りです。


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